2011年3月30日水曜日

レッスン室



先日お伺いしたレッスン室のピアノですが、ここは二台ピアノを並べています。
ピアノ弾きにとって二台横並びにおけるスペースがある家があると言うのは本当に恵まれている事だと思います。
ここのピアノは元々別のベテラン調律師の方が仕事されていたのですが、その方の仕事も丁寧だったのがよく分かります。
ピアノは手を入れる人間によって良くも悪くもなります。
良い状態のピアノを一台でも多く後生の技術者に残して行きたいですね。

ホール調律




先日リサイタルの仕事でホールに調律に行ったのですが、このホールのD型も少し消耗してきているようです。
ピンのトルクが緩くなっ来ている為、音の保持も難しくなって来ています。

予算があればオーバーホールも出来るのでしょうか、どこも予算がない中でやりくりしています。
数年で全てのピアノを入れ替えているようなホールもありますが、和歌山では難しいのは間違いないです。

僕たち技術者も与えられた条件の中で出来るだけ演奏者にいい音を提供して行かないといけないですね。

学校の調律





年度末は学校の調律が多くなるのですが、音楽室ならともかく体育館の仕事は寒いです。
薄暗い中で埃まみれのピアノの作業する事も多く、とにかく掃除機が大活躍。
マスクしながら綺麗にして行きます。

埃が原因でのトラブルもピアノには多々あります。

良い状態で長年使ってもらえるように日々努力するのみです。