2011年6月12日日曜日

紀美野町 セミナーハウス未来塾さん

少し前になりますが、いつも調律でお伺いさせて頂いている
セミナーハウス未来塾さんのピアノの調律に行って来ました。
紀美野町の森に囲まれたロケーションのキレイな場所です。

いつもどうり鍵盤上げて、埃を掃除機で吸って行きます。



グランドもアップも関係なく鍵盤上げて掃除機で埃を取り除くと言った地道な作業を毎日繰り返しています。



バランスピン、フロントキーピンも一年経てば結構錆びて来ます。
光ってるピンが磨いた後のモノです。錆の度合いが分かると思います。
これを毎回、調律の度にバランス、フロントをそれぞれ88本ずつ磨いてます。



セミナーハウス未来塾に皆さんも一度足を運んでみればゆっくりした時間が過ごせると思いますよ。

セミナーハウス未来塾

オルガン修理

小袋のラバークロスを切り抜いた所です



小袋のラバークロスの裁断前の採寸をクロスに書き込んだ状態



大袋を貼った後、小袋の板を取り付けた所



大袋を貼り付けた所です



大袋の弁の部分、白いクロスが弁になっていて、ペダルを踏む事によって
大袋の空気がその弁から抜けて行きます



オルガンの空気袋の修理中です。
大袋を張り替え、次は小袋です。
実は大袋より小袋の方が面倒くさかったりします。
ここで手を抜くと後々メンテの際にえらい事になってしまうので、空気漏れ等確認しながら作業して行きます。
ただ何台も同時進行で修理作業してるせいか、全て終わって終了!!となる前にまた新たな修理依頼が入って来てしまいます。
ピアノの修理ならともかく、オルガンの修理依頼が以外と多いと言うのも不思議ですが、僕も含め若い年代の技術者は修理はおろか
触った事もない技術者も多くいるんので、それだけ技術を持っている技術者が少ないと言う事でしょうか?

よく聞く話ですが、技術の方に聞いたら驚く程高額な値段の修理見積もりを言われたとか、もう修理不可能な楽器ですとか言われたと言う
お客様がいますが、そんな事を言う技術者は修理する技術を持っていないんだと思います。
自分で修理出来ないから他で依頼して修理してもらって、そこにまた自分の利益いれて・・・とか、単に触った事がないとか。

オルガンは直ります、ただモノによってリード等の消耗部品が最近では入手困難になっているので、大型のオルガンなどでは
部品の調達に苦労するかもしれませんが、どうしても修理したい、とか何とかなりませんか?と言う方には相談にのります。

夢やでは確実に長く使ってもらえるように時間かけて完璧な修理を目指しています。
その為、修理が集中してる時は少し順番を待って頂く事はありますが、親身に対応はさせて頂きます。